脳梗塞後遺症について
脳梗塞後遺症の症状でお困りではありませんか?
- 足に震えが起こりつまづきやすい。歩きにくい
- 手が固まり、開くことや物を持つことが出来なくて困っている
- 手足の痺れが気になって仕方ない
- 家族や友人の介助に気を使ってしまってつらい
- リハビリであまり満足出来ず、更なる回復方法を探している
脳梗塞後遺症とは
脳の血管が何らかの原因で詰まってしまうことで、脳の細胞に酸素を運ぶ血液が届かなくなり、脳の神経細胞が死んでしまう病気です。脳の細胞は血流が途絶えると数時間以内に完全に死んでしまい、再生は困難となる為、一旦脳梗塞後遺症を起こすと重大な後遺症が残ったり、生命に関わることもあります。少しでも後遺症を軽くする為には、出来る限り早く治療を開始し、脳の血流を改善させることが重要です。
脳梗塞後遺症の原因について
脳の血管が動脈硬化を起こしてしまうと脳梗塞後遺症を起こしやすくなります。この動脈硬化の原因として、高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満、喫煙などが挙げられます。また、心臓に心房細動という不整脈があると、心臓にできた血栓が脳に流れてきて脳の血管を詰まらせることもあります。
脳梗塞後遺症の種類
《アテローム血栓性脳梗塞後遺症》・・・比較的太い動脈の内側の壁にコレステロールが沈着しプラーク(血管の中にたまったごみのようなもの)が作られ、血管の中が狭くなることが原因で起こす脳梗塞後遺症です。最近食生活の欧米化などでこのタイプの脳梗塞後遺症が増加しつつあります。
《ラクナ梗塞》・・・脳を栄養する血管のうち、穿通枝と呼ばれる細い動脈が動脈硬化を起こし血管の中が狭くなり、最終的にその血管が詰まることにより生じる脳梗塞後遺症です。日本人やアジア人に多いです。
《心原性脳塞栓症》・・・不整脈の一種である心房細動や心臓弁膜症、心筋梗塞などで心臓の中に血栓ができ、それが血流に乗り、脳の動脈を詰まらせて生じます。血栓そのものが大きいことが多く、脳梗塞後遺症の範囲が大きくなる傾向があります。高齢者社会となってきており、このタイプの脳梗塞後遺症も増加傾向です。
脳梗塞後遺症の症状
全身に起こる症状
《症状》
- ・意識障害
- ・手足の麻痺や痺れ
- ・手足の脱力
- ・半身まひ
- ・半身感覚障害
- ・言語障害
- ・頭痛、めまい、嘔吐
- ・歩行障害
全身に起こる症状
《後遺症の症状》
- ・中枢性疼痛
- ・感覚障害
- ・嚥下障害
- ・手足の麻痺
- ・構音障害
- ・高次脳機能障害
脳梗塞後遺症に対するイメージから「意識を失って倒れる病気」と思いがちですが、それは症状の一部で、倒れなくても必ず何かしらの異変が訪れます。
前触れとして一過性脳虚血発作(TIA)というものがあり、手足の麻痺や感覚障害、言語障害などの症状が一時的に出現し、数分から長くても24時間以内に改善します。この状態を放置していると、その後20~30%程度の方が脳梗塞後遺症になってしまうと言われています。
「FAST」といい、Face(顔面麻痺)・Arm(腕の麻痺)・Speech(呂律が回っているか)・Time(発症時間)の4つを覚えておき、気になる異変があったらすぐに病院を受診しましょう。
当院での脳梗塞後遺症の治療法
片麻痺、言語障害、運動麻痺、慢性疼痛などについては、西洋医学では6ヶ月以上経つとリハビリを行なっても効果・改善が見られにくいとされています。東洋医学の鍼灸治療である「山元式新頭鍼療法 YNSAR」で脳の中枢部分を刺激し、滞っている経絡の流れを経絡治療で整えることにより、脳梗塞後遺症も改善する可能性があります。
YNSARは頭皮に鍼を打つことで脳に直接作用するので、中々動かなかった手足や話しづらかった言葉が、一定期間継続して治療を受けることにより、動くようになり言葉が喋りやすくなっていきます。後遺症も、その方によって状態は様々です。それぞれに合った適切な刺激量で、オーダーメイドのツボの選択、アプローチをしていきます。
治療例
40代 女性 事務職
【来院されるまでの症状】2年前に脳梗塞発症。リハビリも行っていたがあまり効果が見られないまま退院。
- ・左半身全体に痺れがでており、体重がかけにくい
- ・左側をかばっているので、右の背中が痛い
- ・左足をあげづらい。足を引きずってしまう
- ・10分以上歩くと左手が痙縮してくる。手指を広げにくい。足が振戦してくる。
足があげづらいことと痺れが気になることから、杖を使用。自宅でリハビリ的に機能訓練はしているものの、もう少し日常生活をしやすくなりたいという思いから来院。
初回で身体全体の筋肉の張りはほぐれ、背中の痛みは改善。2回目の治療で左手の痙縮度合いが軽減。手指が開きやすくなる。4回目から足の運びがしやすくなり、左半身の痺れが軽減。
寒さが増すと手足や身体がこわばりやすく、全身に動きにくさが出るため、現在は月1~2で定期的にメンテナンスはしているものの、杖を使わずに歩くことが出来、手の不自由さが軽減したことから事務の仕事に少しづつ復帰が出来るようになり、家事がしやすくなった!とのこと。
脳梗塞後遺症は当院にお任せください
ご本人の「また仕事がしたい」という思いが強く、そこへのゴール設定を細かく作り、治療スケジュールを組み立ててご一緒に取り組んできています。治療間隔や回数は様子を見ながら、ご希望を伺いながらご提案させていただきます。やりたいことがまた出来るように、今より生活の質を上げられるように、目標をご一緒に考えていきましょう。
脳梗塞後遺症の症状でお悩みの方、是非一度はるいろ鍼灸院・整体院にご連絡ください。